◆その三
走って、
映画館にも走って行ったが数分見て走り出て、
珈琲屋に入った。
生クリームがホイップされて、氷水で冷やされながらリザーブされて、
珈琲に入れても余ったので
残りのホイップに砂糖を入れて食べていたら
お店の女性が笑ってくれて、
おいしー
と伝えると、
おいしいですか。
と答えた。
もっぺん知ってる場所に戻ると、
部外者なのに
言動を取っても良かった。
すき焼き味のするおでんを食べた。
具に、銀杏の串刺しがあって目を引き、
明日元気に帰れるから食べた。
どのようになっても
また来ても
良いことになったと
お見受けします。
旅の前半で見かけた良い書類に、
私は挿し絵を描き。
あわてて隠したので
しばらく紛失していたが、
大事なもの袋(レジ袋だが）に入っているのを見つけ、
報告書を添えてコンビニから投函した。
無理のある切手の貼り方をしているのを見たレジの男性が、
笑ってくれた。
二、三時間前に空港に待機し、乗って降りて走ってヤサＪと米を買って新幹線乗った。
本当に-マジで-
ただに急げる
ね。
茂吉斎藤さん。
あんたも母親すきかも分からんけどねぇ
私もそこんとこ
ひとつも負けないでしょ、
見るからに。
どっちが見せ物かい。
どっちが売り物かい。
そっちの根拠はなんだい。
こっちは無性に生きたいんだがねえ
あ？？ 顎を下から上へ。怒り疑問形で。
と多くの女性に
啖呵を切れる場面が訪れる。
はは訪れる。
ははばたたきよる
母ば叩きよる
羽ばたきよる
