□2012-04-02□
ピップエレキバンから磁石部分をはがし、
バンドエイドを小さく切ったもので首に貼り、
その上に湿布を貼った。
湿布そのもので、
ピップエレキバンから採った磁石を首に貼ることも
可能だと思う。
ちあきなおみに「花吹雪」という曲がある。
聞いていて、この歌の中の大学生は
いったいどうやって大丈夫でいられるのだろうか
と歌の中の話にすっかりとらわれてしまう。
卒業を機に学生は、飲み屋さんのママさんとは
それぞれ別にやって行くことになり、
ママさんは店を閉め、故郷に帰り際
学生に「私のことなんか忘れるのよ」
と言う。
ほんとに心配だこの学生。
大問題だ。
ちあきなおみの「夜へ急ぐ人」はこわくて楽しい
(それは、友川かずきの作詞作曲だから。)
けれども、
ちあきなおみの「花吹雪」は
笑えない。聴くの禁止じゃないかと思った。
この曲の音階がやや、中国の音階みたいな安定感の無さで、
本当によく、春の
のっぴきならないどん詰まり感、
抜き差しならないと思い込んでしまう状態のことを
表しています。
短い歌詞の中で
悩殺し、暖かくしないで寒くしてそのままにする女性をすっかり伝えてくる
歌詞でしたし、
それを歌で体現できてしまった
ちあきなおみさんにダメージがあったことが
聞き手にもダメージを与えるような
魔曲でした。
□2012-03-30□
磁力の数字が一番大きいピップエレキバンを買い、
自分の首の痛さにこだわる日を多く過ごした。
首の痛みにまつわる話には、
知らなくて良い話もあるようだ。
今年の春は気分が荒れないほうだと思っていたが、
春焦り(3月頃の、何か成さねばという不安)は例年通りあった。
そこで今年のばっけ味噌は、ばっけ醤(バッケジャン)にした。
ごま油とオリーブ油でふきのとうを炒め、
韓国のサムジャンと普通の味噌、みりん、酒、砂糖、醤油でま、また炒める。
犬のいるお宅におすそわけする。
我が家では、ブームが去ってから二台フル稼働しだした
タジン鍋で蒸された野菜を、
ばっけ醤で食べるという工夫された食事をしてしまった。
人の文化と遊戯についての本を読んだ方がいい気がする時に
何行か読むようにしてみたら、
もてあそぶ って 持て遊ぶか。と思い当たる。
弄も玩も頑も、漢字辞典で引くと
大事なものを手に取ってよく鑑賞する の意味を持っていた。
玩味 深いところをガン見する
玩索 よくよく探索する
それで、持て余されるのと持て遊ばれるのでは
後者のほうがだいぶいい待遇だと思った。
あと、手に取って持て余されるのと
離れたところから見られて持て余される(手に負えないと思われる)のでは
またずいぶんと待遇の差がある。