新幹線の座席のポケットに入っている冊子にリンゴの写真だ、
切り取り、「Comeing soon しばしお待ちを」というカードを作る。
∵い塔がリンゴを持った絵があるから。
羽田に着いて、暑いから5枚脱ぎ、ゆったり昼食とったら、
ゆったりが過ぎて、
柴田有理さま早急にご搭乗下さいとアナウンスがかかる、
沢山のスッチーにいざなわれて搭乗。
羽田での収穫は、
リップクリーム大の塗る湿布を買えたこと。
私はそれを、盛岡で見かけなかったから、自分で作ろうとしていたところだったのだ。
飛行機内では、期限切れした東和町スタンプの上にい塔を描き、
彼にもリンゴを持たせた。
福岡に着き、
須崎町に着くと、
さっそく展示作業にとりかかる。
2名の若者が手伝ってくれる。
荷解きを手伝ってくれる、作品と柴田の私服、衣料品が
同じダンボールから出てくる、
さわりづらいと思ったか。それも作品だと思ったか。
モガタさん(という私を支える女性)や、
生島さん(という私を支える画家)も、
展示作業を手伝ってくれる。
その日のうちに貼り終わる量じゃないんですね、
残りは翌朝貼ろう。
少し寄ってくれた伊藤さんが、
生島さんがテトラスタッフの小山冴子さんのことを
さえこ
と呼ぶのを聞いて、
生島さんはいつの間に伊勢谷小枝子さんをさえこと
呼び捨てにするほどの仲になっていたのか
と勘違いし、
生島さんがのちに語るには、
伊藤さんの狼狽は、素晴らしい。
限られた時間の中、
盛岡の友人鎌田紀子さんに託されたベンリーケース(名前や内容物を描いてロッカーに貼ったりするグッズ)
の中の紙に
い塔の指を描いた。
福岡個展事前自己祝いに買った花指輪で自分の脚をひっかいてしまった。
●硬く咲く花の指輪で納得のひっかき傷が身体に残る