賑 や か な さ む け

柴田有理(しばたあり)ブログ

浜田 ha ma da (ソドファ)

今年の3月23日に私がツイッターで宣伝した

https://twitter.com/#!/shibatarri/status/182944040604536833/photo/1

浜田時計店が営業を終え、

浜田さんの奥さんがもう手放したくなった品々が、


私もお世話になっている「土澤芸術商店ぷると」(同商店街)に

移されました。


浜田さんの奥さんがお店で扱っていたアクセサリー類というのが、

私の母の世代よりは前のデザインな感じで、

私は際限なく買ってしまうんじゃないかと考えながら、特に好きなものを買い、

友人たちも気に入ったものを買いました。

中には、あっけにとられて買うという気持ちまで至れなかった人もいました。

昔の家具に着いている飾りや、何かの部品に似ている、

直径が小さすぎる(首や手首が一般的な太さの人が身に着けられない)、

しなりがない(持った印象がかたい。身体に沿うように出来ていない)、

問題児のようなアクセサリーらです。


これらが、ひきつづき、
商品として並び続ける道が開けてうれしいのが主題ですけれども。



浜田さんの奥さんがもう手放したかった気持ちに
かなり共感することに
私はなりました。
宝の山ですし、長い首飾りどうしは絡まり合ってますし、
全体的にさわると長年の汚れが手に付く道理になってますし、
アクの強いアクセサリーのパーセンテージが高い。

破壊力

だと思いました。それらは。

何日か休みました。

ともかく浜田の品が気になりました。

ぷるとのスタッフに同伴出勤させていただいて、

すっかり過干渉を。


・経年劣化した画用紙に私の耳を写真に撮ったものを見ながら耳を描いて、
 切り取り、
 浜田のすばらしい耳飾りを紙製の耳につけて
 ディスプレイさせてもらった

・母が化粧品を買うたびにもらわされてこまっていたクマのぬいぐるみを
 ちょうどもらったところだったので、
 クマが着ているTシャツをはいで、クマの顔にかぶせ、(人の顔を描きこんだりして)
 クマの印象を私に好ましいものとし、
 クマ(小さい)の両手に浜田の耳飾りをつけました。
 クマの胸元に浜田のブローチをつけました。
 クマは、「手触りは、いい」との評価で、
 スクワラン配合かもしれません。スクワランタオルとか出してる化粧品メーカーなので。

・あとは、浜田さんの商品がパンチが強すぎて、
 私の予想に反して美術ショップぷるとに「なじまない」ので、
 浜田さんから譲り受けたショーケースの中に、
 他の商品も少し混ぜようぜと提案して、
 私のとか、強い人が作った物を混ぜてもらって
 ぷると全体の一体感って生まれないもんかね
 と、いろいろ試してる。

ぷるとの人たちはピカールを出してきて、
金属の指輪を光らせたりしていました。

ちっちゃいロケットペンダントの、モチーフが剥げて取れたものが出てきて、
私はたけおの絵を貼りました。
たけおと書いたかなり小さい紙をペンダント開けて入れました。

たけおについては、
これはもう芸術商店ぷるとに来ていただいて、
たけおってなんなのか聞いていただかないと、
叙事詩みたいな奴なんで、

そうね、ぷるとに来ていただいても、
分からないとおっしゃる方もいるかもしれない。

可愛いかは分からなくても、これを歴史とか奇跡と同等に扱う人がいるから、

そのままやらせてあげたい

と思っていただければ、

美術にかかわっている甲斐があります。