賑 や か な さ む け

柴田有理(しばたあり)ブログ

まず牛が好きで、

チャグチャグ馬コの馬というのは

競走馬と違って
ごつく、でっぷりしているので、

馬コらの執着地点
八幡宮に見に行きました。

馬に蹴られることがありますのでもう少し離れて下さい

と言われて、

何分後かに
蹴られるのもいいんじゃないか
と考えました。

黒い美馬を撮ろうとすると、

馬の前におやじが立ちます。

俺が育てた馬だという風の

肩の露出の高い装束のクールおやじでした。

私はクール黒馬が撮りたかったです。

乳飲み子の子馬が、歩き終えた母馬の乳を飲んでいました。

明らかに素晴らしく、
同時にすごい獣臭でした。

どれか目が合う馬はいないか試しましたが、

目の位置が顔の両横にあるので、

目が合う馬がいない感じがしました。

なくすの二度目の帽子が無いので

八幡宮に戻ると

人も馬も居てその場所も横に長くて

帽子を探すのは疲れました。

しゃがんで、

チャグチャグ馬コの唄を聞きながら

(チャーグチャーグうーまあコーがーあぁあ物言うたぁー)

小島信夫の馬という小説、

あれ、すげえほんとだな

妻が馬飼いだして

馬しか見なくなったら

夫、ゼロ以下で、

どこまでのマイナスか考えても

どこまでもマイナスだね

小島えらいな

チャグチャグ馬コ

でっかいな

帽子は、
場内整備の三角コーンの上に
乗っけてあった。

バスセンターに逃げて

何に疲れたか分からなかった。