大牟田でい塔を描いた時に使った色が、
大牟田のビジネス旅館のポットの色と同じ色だ。
大牟田の古物屋でいいトレーナーを見つけ、
女主人に試着できるか尋ねると、
「私(あなたのからだつきを)見れば分かるのよ(あなたのサイズやあなたに似合う服が)だから試着はさせないの」
そこの古着にはひとつひとつ、服に合うように良いアクセサリーが
組み合わされてディスプレイされてあり、
私があるブローチをはずして、
このブローチはおいくらですか?
「アクセサリーだけ別売りはしないの、服とセットでしょ、アクセサリーだけってなると、買った時の値段通りでしか売れないから何千何万になっちゃうの」
店内で陶器類を見せてもらっていたら
他のお客さんが来て
・この服ちょっとぬれてるけど?
と指摘、にわか雨でぬれましたからね。
しかし女主人、
「上質な布ってほら湿気を帯びてるでしょ、絹とか、そういうことよね」
私が買うものを選び終えて女主人から買い終わるころ、
女、私に、私の大荷物(画材やらなにやら)をひとまとめにしたがり、
わたしに黒い大きなバックを数百円で売りつけた。
「あぁすっきりした(ひとまとめになって)、あなたさっきのカフスボタン買うんならこのボストンバックを買うべきよ、でもカフスボタンは男性に喜ばれるものね」
私は、ひとまとめになったはいいが
重すぎる黒い大きなバックを持って、
大牟田の街の気に入ったところを
デジカメにおさめはじめる。
どんどん撮れる。
大牟田の犬たちには、
私が外来者なのがばれて、
私は仲良くする自信があった
ビーグル犬という犬種の犬にまで吠えられる。
福岡市に戻って大牟田出身の美術家に
私が撮った大牟田の写真を見せながら、大牟田にずいぶん惹かれたと
伝えたら、
・ていうか写真自体が変。(大牟田市民の目にうつっている大牟田と違う)
と言っていた。